NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

2.スループット推定技術

無線LAN端末はAPへの接続処理を行うことなくスループットが推定できます。
スループット推定のイメージを図4を例に示します。

●無線LANの伝送速度を固定化し、固定長の測定用パケットをAPに送信
●再送分を含めた全送信パケット数およびAPからの確認応答数をカウントしてパケットエラーレートを測定
●伝送速度およびパケット長から算出したスループットの理論値を算出
●スループットの理論値とパケットエラーレートを乗算することでスループットを推定

図4 スループット推定技術

図4 スループット推定技術


※実環境では同じ場所でも伝送速度が変化したり、同じアプリケーションを利用してもパケット長は変動したりしていることがあります。従って,本技術により 測定されたスループット結果は実際の利用環境と一致するとは限りませんが、本技術による推定スループット値と従来方法で測定したスループット値の比はアプ リケーション毎にほぼ一定であることが実験により確認されており、無線LANのスループット推定方法として本技術を活用することが可能です。
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