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ANSL R&D Times

5.地盤変状評価手法

圧入推進では、推進位置付近では地盤への圧密による周辺地盤の変状が発生し、地表面の隆起や他埋設管へ影響を及ぼす可能性があります。このため、周辺変状による影響を事前に把握し、適切な推進土被りや他埋設管との離隔を確保することが、推進を確実に行うためには必要不可欠であり、その評価手法を開発しました。

 

●地表面隆起の定量的評価

地表面隆起量をN値(土の固さ)、土被り、埋設管口径の関係として数式化し、地表面の影響を評価しました。

図9 地表面隆起のメカニズム

図9 地表面隆起のメカニズム
図10 隆起量4mm以下となる必要土被り(φ450mm)

図10 隆起量4mm以下とな る必要土被り(φ450mm)

 

●他埋設物への影響の定量的評価

地表変位量およびそれによって他埋設物に発生する応力をN値(土の固さ)、距離、土被り、埋設管口径の関係として数式化し、他埋設物への影響を評価しました。

図11 他埋設管への影響のメカニズム

図11 他埋設管への影響のメカニズム
 
 
図12 他社埋設管(硬質塩ビ管)との必要離隔

 

図12 他社埋設管(硬質塩ビ管)との必要 離隔
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