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ANSL R&D Times

2.硫化水素ガスの吸着速度実験

吸着速度試験の結果をふまえ、硫化水素ガス吸着用MPM(MPM-TypeⅠ-1、MPM-TypeⅠ-3)と試薬活性炭を用いて吸着容量の把握を試みました。

 

  1. テドラーバッグ(10L容)に各種試料を40mg投入
  2. 100ppmに調整した硫化水素ガス(ベースガス:窒素)を8L封入
  3. 一定時間毎に硫化水素ガス濃度をガス検知管により測定
  4. 24時間経過毎にバッグ内の気体を放出し、以後2?4を繰り返す

 

図3 吸着容量試験の結果

図3 吸着容量試験の結果

 

試薬活性炭は繰り返し5回目で24時間以内に0ppmとならず、硫化水素ガス吸着用MPMは繰り返し7回目でも24時間以内に0ppmとなりました。硫 化水素ガス吸着用MPMは試薬活性炭に比べ大きな吸着容量を持っていることがわかります。

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