NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

現在、弊所での開発は終了しております

光ファイバで道路災害を監視

道路災害等監視システムの開発

アクセスサービスシステム研究所は、道路交通の安全確保を目的として国土交通省を中心に災害監視のニーズが高まっていることを受けて、豪雨等による斜面崩壊・雪氷災害・トンネル及び橋梁の変状監視等を経済的に広域モニタリングするシステムを開発しました。

背景

日本は地形が急峻なうえ、台風、積雪、地震といった厳しい自然環境にあるため様々な災害を経験してきました。道路もこのような災害とは無縁ではなく、人命、社会・経済活動に大きな影響を与えてきました。一部で対策工事やセンサ等による遠隔監視が行われていますが、十分ではありません。さらに、センサ等による監視が点的であることやメンテナンス、更改のサイクルが短く、ランニングコストが負担となること等が課題となっています。これらの課題を解決する方法として、長距離を線的に遠隔で監視可能かつ耐候性に優れたシステムとして光ファイバセンシング技術が期待されています。
概要

 

図1 光ファイバセンシング技術を利用した道路災害等監視システム全体イメージ

 

図1 光ファイバセンシング技術を利用した
道路災害等監視システム全体イメージ

今後の予定
NTT東日本法人営業本部への成果提供後、各システムの更なる高機能化・各センサの精度向上及び適用領域の拡大を目指し開発を進めていく予定です。
担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
シビルシステムプロジェクト 防災・環境システムグループ
上原 秀幹主幹研究員、出口 大志、小松 宏至
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1.光ファイバセンシング技術の概要