つくばフォーラム2025
世界を変える価値創造を 持続可能な社会を支えるアクセスネットワークへの挑戦
世界を変える価値創造を 持続可能な社会を支えるアクセスネットワークへの挑戦
400G超級の伝送をサポートする経済的な伝送路の実現に向け、長距離/大容量伝送に適した低損失特性を有する光ファイバを実装した、架空中継区間向けの細径高密度光ケーブルについて展示します。
本技術は、ネットワークとエッジ処理を合わせたエンド・ツー・エンドの通信品質をリアルタイムに制御する技術です。スマート農業の共同実験をNTTアグリテクノロジーと締結し、本技術を活用して遠隔操作ロボットでイチゴを収穫する実証実験を行いましたので、その模様を展示します。処理遅延と伝送遅延を測定し、品質劣化時は即座に操作者への通知とロボット速度の変更を行うことで、ストレスなく操作が可能になります。
インフラ点検、災害対応、農業など、各種産業へのドローンの利用が進んでいます。ドローンに、低遅延かつ安定した通信とネットワーク内にあるエッジでの映像処理環境を組み合わせることで、遠隔からスムーズに操縦することができ、作業の効率性やユースケースの自由度は更に高まります。本展示では、将来期待される遠隔ドローン操作の適用例とそれを支える技術の概要を紹介します。
光ファイバネットワークの普及・拡大に伴い光線路技術に対する要求が多様化しております。本展示では、性能および環境の両面からサスティナブルに対応できる将来の光線路技術に関する取り組みについて紹介します。
非電化エリア(遠隔地、地下等)や電力線の敷設が難しい場所に設置されたIoTセンサへ通信環境を提供する、光給電で動作する小型通信装置を構成する技術をご紹介します。
本展示では、端末の超低消費電力化・スリープ機能の実装により平均消費電力を低減するとともに、全固体電池を搭載することで安全性を向上させた端末の展示を行います。
超多数のIoT端末の配置・運用を可能にする高効率無線給電技術を紹介します。本展示では市販のWi-Fiアクセスポイントを用いて、通信電波を電力に変換しIoT端末を駆動させる動態展示を実施し、無線給電のコンセプトと通信周波数制御技術による生成電力増加の効果を示します。本技術を用いることで、IoT端末の電池点検や交換業務が不要となり、超多数のIoT端末の配置・運用が容易になるため、様々なIoTサービスを実現することが可能となります。
CradioとIntent抽出技術を組合わせることで、ユーザ要望に即した柔軟なマルチ無線ネットワーク制御が可能であることを紹介します。
また、各要素技術(Intent抽出、無線制御、無線センシング)も併せて紹介します。
ブロックチェーンを用いた無線アクセス共用技術について、2023年度展示ではノートPCを用いた実装でありましたが、市販のWi-Fi AP・スマホを用いた実装例について実機動作の動態展示を行います。また、L5G機器を用いた実装例についての静態展示も合わせて行います。
近年、ドライブレコーダを用いたインフラ点検が普及し始めていますが、GPSの位置情報では誤差が大きく、データ整理に人手を要するという課題があります。本展示では、ドライブレコーダ画像の正確な設備位置を特定する技術について、デモを用いて紹介します。設備位置情報付き点検画像は、他事業者へもシェア可能であり、社会インフラ全体の点検稼働を削減します。
光ファイバ網を活用し、新たな社会インフラ監視ビジネス領域の獲得を目指す光ファイバ環境モニタリングについて、道路掘削工事検知等の普及への起点となるユースケースを紹介します。人手を介することなく自動でイベントを検知・発報するクラウド上のシステムを展示し、新たなユースケースへの展開をめざします。
近年、環境・エネルギーに関する社会的問題が浮き彫りになっています。本研究では、上記課題解決に向けた新しい社会インフラ(地域マイクログリッドによるエネルギー供給、エネルギー貯蓄等)に対して、通信設備の適用性を評価し、低コストな設備構築を実現します。
エネルギーの国内自給率向上につながる電源の一つとして、陸上および洋上の風力発電が注目されています。
本技術は風力発電風車の運転を停止することなく、ブレード損傷の有無やモーターなどの異常をドローンを活用して検知することをめざしています。本技術の確立により、風力発電の発電量増加と安全で効率的な保守運用が可能となります。
実証実験の様子がわかる映像やドローンを静態展示します。