つくばフォーラム2025

世界を変える価値創造を 持続可能な社会を支えるアクセスネットワークへの挑戦

ロバストネットワーク関連技術一覧


NTT展示

ロバストネットワーク関連技術
07遠隔ドローン操作に向けた低遅延FDN技術の活用
NWで画像処理をサポート進化するドローン遠隔操作

インフラ点検、災害対応、農業など、各種産業へのドローンの利用が進んでいます。ドローンに、低遅延かつ安定した通信とネットワーク内にあるエッジでの映像処理環境を組み合わせることで、遠隔からスムーズに操縦することができ、作業の効率性やユースケースの自由度は更に高まります。本展示では、将来期待される遠隔ドローン操作の適用例とそれを支える技術の概要を紹介します。

13サービスエリアを拡大する衛星・HAPS通信技術
陸・海・空・宇宙~全てを通信圏内へ~

NTTは、Beyond 5G/6G時代に向けて衛星・HAPS通信を活用したモバイル通信のサービスエリア拡大をめざしています。衛星・HAPSは長距離通信のため伝送速度を出すことが難しく、また天候影響により伝送速度が変動してしまいます。このような環境でもお客様に高品質なサービスを提供するため、時代ごとに3つの技術(短期:災害対策用無線システムにおける動的トラヒック制御、中期:通信優先制御、長期:通信ルート制御)を検討しており、本展示ではそのうち短期・中期の取組内容をご紹介します。

14WiGigの移動体対応を実現する無線制御技術
免許不要のギガビット級無線を移動環境でも手軽に活用

高周波数帯無線は大容量が期待できる反面、遮蔽に弱いため基地局アンテナを複数配置しそれらの接続を適切に切り替えるハンドオーバが必要です。ハンドオーバ中の通信断を回避するため、端末側に複数の無線部を具備した端末主導動的サイトダイバーシチ制御技術を考案、実証を進めてきましたが、本展示では同技術を搭載した60GHz帯無線LAN(WiGig)装置の製品版を動態展示するとともに、これまでの実験の模様を紹介します。

15マルチ無線プロアクティブ制御技術:Cradio®
快適に繋がり続ける無線アクセスを実現します

マルチ無線プロアクティブ制御技術(Cradio®)の概要および最新の状況をご紹介します。現行機能の到達点とその活用事例に加え、将来向け機能の検討状況をデモを用いて紹介します。

16工場のDXを推進する光無線連携制御技術
無線×光の連携制御で工場とNWの丸ごと見える化

工場のDXの促進に向けては、工場内の各種機器に対し、低遅延・大容量かつ安定した無線+光のネットワーク環境が重要となります。本展示では、無線制御を行うCradio®と光の制御を行う低遅延FDNとのリアルタイム連携により実現される、通信状況を一目で確認可能な可視化機能と、用途に応じた効率的なネットワーク利用を可能とするパス切替機能を、動態展示にて紹介します。

17生成AIを用いたIntent抽出に基づく無線制御
誰にでも、エコで快適な無線サービスを自動で提供

CradioとIntent抽出技術を組合わせることで、ユーザ要望に即した柔軟なマルチ無線ネットワーク制御が可能であることを紹介します。
また、各要素技術(Intent抽出、無線制御、無線センシング)も併せて紹介します。

18ミリ波分散MIMOでV2Xを実現する高速アンテナ・ビームサーチ技術
高速移動・遮蔽環境で切れやすいミリ波を繋ぎ続けます

基地局アンテナを分散配置する40GHz帯協調分散MIMOシステムにおいて、全アンテナで同時にビームサーチを行うことにより、複数無線端末に対して、高速移動かつ遮蔽環境でも最適アンテナとビームの組合せを高速に検出する技術を紹介します。

01NW故障の早期復旧に貢献する遠隔光ノード技術
線路保守に"無派遣"を求めるのは間違っているだろうか

モバイル回線やデータセンタ(DC)を利用したサービス及び今後のIOWNサービスの普及では、大規模災害や故障の発生時における故障区間の早期切り分け・復旧が求められます。本技術では、遠隔から回線の常時監視を行い、回線故障時に故障区間の切り分けを即時行う遠隔光ノード技術を紹介します。

02AI活用によるNWデータ補正と自律的故障分析​
複雑な故障対応をゼロタッチ化

大規模なNWの故障対応では、複数のNWの構成情報やアラート、運用手順書等、多くのデータの参照と解析が必要であり、効率性と正確性の両立が求められます。
本展示では正確にAIで分析・対応を行う技術とそれを支える技術を紹介します。これにより故障対応時のゼロタッチ化​に加え、リモート・オンサイト業務のワンストップ化や、企業内NW管理などの法人ビジネスへの適用範囲拡大をめざします。

01ブロックチェーンを用いた無線アクセス共用技術
Wi-Fiやローカル5Gなどあらゆる自営無線を共用可能に

ブロックチェーンを用いた無線アクセス共用技術について、2023年度展示ではノートPCを用いた実装でありましたが、市販のWi-Fi AP・スマホを用いた実装例について実機動作の動態展示を行います。また、L5G機器を用いた実装例についての静態展示も合わせて行います。

05豪雨に対する道路被災予測技術
過去の被災を学んだAIで 自然災害に強い社会へ

通信で培った技術を用いて、大規模震災や激甚化する豪雨災害に対し水道・道路などのインフラ設備に対する被災を予測することでプロアクティブな対応を実現する技術について研究開発しております。
今回は、道路被災予測を中心に予測のイメージを視覚的にご紹介します。

07光ファイバ環境モニタリング(道路掘削工事検知)
STOP 無届工事 インフラの新たな監視サービス

光ファイバ網を活用し、新たな社会インフラ監視ビジネス領域の獲得を目指す光ファイバ環境モニタリングについて、道路掘削工事検知等の普及への起点となるユースケースを紹介します。人手を介することなく自動でイベントを検知・発報するクラウド上のシステムを展示し、新たなユースケースへの展開をめざします。

08地域マイクログリッド推進のための、基盤アセット活用技術
社会インフラと協調する通信設備による脱炭素社会の実現

近年、環境・エネルギーに関する社会的問題が浮き彫りになっています。本研究では、上記課題解決に向けた新しい社会インフラ(地域マイクログリッドによるエネルギー供給、エネルギー貯蓄等)に対して、通信設備の適用性を評価し、低コストな設備構築を実現します。