ST-LONG(ストロング)管

2014年(平成26年)

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2008年に開発した橋梁添架管路補修技術(I&C工法)では、補修管の強度不足により大きなたわみが発生するため、取替えの補修長および支持間隔が大きく制限されていました。そこで、たわみを抑制するために、効率的に剛性値を向上させたST-LONG管(Square Type Long Length FRP Pipe)を開発しました。具体的には、図に示すとおりFRP補修管の断面形状を中空矩形とすることで、材料・重量の増加をできる限り抑えて断面剛性を向上させました。また、管成形時のガラス繊維方向を管軸方向とすることで、鉛直荷重に対する材料剛性も向上させました。この成形方法は、任意の断面形状および管材長に対応できるため、複雑な断面形状を有する長尺管もコストをかけず製造できます。これにより、FRP補修管のたわみは大幅に抑制され、補修長、支持間隔ともに既存設備の最大長である5.5mまで取替え補修を可能としました。

ST-LONG管の技術ポイントと外観

図 ST-LONG管の技術ポイントと外観

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