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ANSL R&D Times

レジンコンクリートマンホールの新たな維持管理!!

劣化メカニズム解明、点検時期特定、補強工法確立

レジンコンクリートマンホールの劣化メカニズムを明らかにし、点検から補強までのトータルの維持管理技術を開発しました。
この技術によりメンテナンスの効率化と長寿命化を実現します。

背景

NTTのマンホールは鉄筋コンクリート製とレジンコンクリート製があり、現在は軽量かつプレキャストで施工可能なレジンコンクリートマンホールを多く適用しています。
コンクリート構造物は、材料強度特性を基に維持管理を行う必要がありますが、レジンコンクリートマンホールにおいて材料強度特性が明らかになっておりませんでした。
今後、レジンコンクリートマンホールも建設から50年経過を迎えることから維持管理手法の早期確立が求められています。


図1 コンクリート構造物の劣化

概要

本技術はレジンコンクリートマンホールの材料特性を明らかにし、マンホールサイズ毎に維持管理基準を制定し、精密点検時期と補強基準を明らかにしました。

またケーブル移設が不要でマンホール内で行えるコンパクトな補強工法を開発したことで、マンホールの更改をせずに長期に渡る運用が可能となります。

今後の予定
本技術は、平成30年度末までに維持管理マニュアルに反映され、導入される予定です。
担当者
シビルシステムプロジェクト コンクリート構造系グループ
後藤 和彦(グループリーダー)
岡村 陽介(主任研究員)
永瀬 明 (研究主任)
杉浦 貴志(研究員)
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