
デジカメ画像を用いてマンホール鉄蓋の模様高さを自動判定
デジタルカメラ画像を用いたマンホール鉄蓋の摩耗度判定技術
NTTが行っているマンホール鉄蓋の点検業務の安全性と効率性を向上するために、デジタルカメラで撮影した鉄蓋画像から鉄蓋の凹凸模様の摩耗度を自動判定する画像解析技術を開発しました。
背景
NTTは全国に68万個のマンホールを保有しており、マンホール鉄蓋の模様の擦り減り度合いを定期的に点検しています。現在、鉄蓋の模様の擦り減り度合を確認する方法は路上に保安施設を設置し、ノギスによる計測が主流ですが、路上作業を伴うため作業者の安全確保が課題となります。加えて、保安施設の設置には、手間と時間を要す上、交通の妨げになることも課題となっています。そこで、アクセスサービスシステム研究所は、現場作業の安全性と効率性の向上、および円滑な交通のための道路環境を確保するために、市販のデジタルカメラで鉄蓋を歩道から撮影し、撮影画像から模様の摩耗度を自動判定する技術開発に着手しました。
概要
本技術は、遠隔地からデジタルカメラで撮影した鉄蓋画像から、鉄蓋の模様高さを推定し、鉄蓋の摩耗度(擦り減り度合)を自動的に判定するものです。開発済みのマンホール鉄蓋の段差検知技術と併せて用いることができます。
図1 本技術と段差検知技術用いた際の点検の様子
今後の予定
平成27年度より西日本エリアにおいて事業導入予定となっています。
担当者
シビルシステムプロジェクト 点検診断系グループ
川端 一嘉(グループリーダ・主幹研究員)
高橋 宏行(主任研究員)
内堀 大輔(社員)
田中 航 (社員)
高橋 宏行(主任研究員)
内堀 大輔(社員)
田中 航 (社員)
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