
2.マンホールの劣化過程
マンホールは、他のインフラ設備と同様に老朽劣化が懸念され、コンクリートの劣化(中性化など)や鉄筋の腐食により構造物としての耐力の低下を招きます。(図2)
過去のマンホール調査より、補修ポイントである露筋発生時の鉄筋腐食率とその露筋発生以降の劣化進行速度(鉄筋腐食進行)を導き出し、マンホールの劣化進行を明らかにしました。これによると、補修ポイントから10年経過してもリスク管理水準に到達しないことが判明しました。
劣化進行の予測により、一定の工学的根拠をもって、安全性を担保しつつ、マンホールの点検周期を5年から10年に延伸できることを確認しました。
図2 鉄筋コンクリートの劣化過程
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![]() 3.マンホールの鉄筋腐食進行の特徴 |