NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

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PONシステムの保守稼働費削減に向けて!

N:1 PON-IF冗長化技術

PONシステムにおいて、PON-IFの計画保守時のサービス無中断化と、故障自動復旧を低コストで可能とする技術です。

背景

PON装置の駆けつけ修理や夜間保守作業を削減する目的で、OLT内の非冗長区間を解消するPON-IF冗長化の必要性が高まっていますが、従来のPON-IF冗長方式はコストと信頼性の面で課題がありました。今回、低コストであるN:1冗長方式を採用するとともに、高信頼化を実現し、計画保守時のサービス無中断化と、故障自動復旧を可能とするPON-IF冗長方式を確立しました。
概要
  • OLT?ONU間に2x2スプリッタとNx1光スイッチを内蔵する光セレクタを挿入し、正常系PON-IF N枚に対して、冗長系PON-IF 1枚を用意することで、低コストなN:1冗長であるとともに、高信頼なPON-IF冗長を可能とします。
  • さらに、この光セレクタと切替SWを内蔵するOLTを組み合わせることで、PON-IFの計画保守時のサービス無中断化と、故障自動復帰を可能とします。

 

図1 N:1 PON-IF冗長システムの構成

 

図1 N:1 PON-IF冗長システムの構成

今後の予定
提案のN:1 PON-IF冗長化技術の次世代OLTでの採用を目指し、OLTの更なる高信頼化による保守稼動の削減と「つながりつづける」サービスの実現にむけて取り組んでいきます。
担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
光アクセスシステムプロジェクト フルサービスアクセスグループ
鈴木 謙一(グループリーダ)
坂本 健(主任研究員)
木村 康隆(主任研究員)
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