NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

現在、弊所での開発は終了しております

不良マンホールの早期発見を目指して!

マンホール維持管理手法(STEP1:点検プライオリティ付け技術)

従来の一律の点検基準・周期ではなく、構造種別や設置環境などからマンホールの状態(健全/劣化)を推定し、劣化の可能性が高いマンホールから優先的に点検することで、不良マンホールの早期発見が可能となる技術です。

背景

マンホールは、全国に約68万個あり、約80%が建設後30年以上経過し確実に老朽化が進行しています。一方、最近5年の点検実績は、全設備数の半数程度であり、潜在する不良設備があると考えられることから、不良設備の早期発見と膨大な設備を効率的に点検することが課題となっています。
概要

従来の一律の点検基準・周期ではなく、構造種別や設置環境などからFEM解析※、データ分析を用いてマンホールの状態(健全/劣化)を推定し、劣化の可能性が高いマンホールから優先的に点検することで、不良マンホールの早期発見が可能な技術です。

※FEM(Finite Element Method)解析:有限要素法による構造解析

今後の予定
本技術は平成25年度に事業会社の特定エリアにおいて試行実施する予定です。
更に、本技術に材料学的視点を加え、マンホール維持管理手法(STEP2:点検周期の適正化)として平成26年度の開発完了を目指しています。
担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
シビルシステムプロジェクト 基盤設備マネジメントグループ
松宮 直規(主幹研究員)
森 治郎(主任研究員)
酒井 悟(主任研究員)
政倉 浩志(主任研究員)
山門 亮(研究主任)
勝木 康博(研究員)
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1.本技術を活用したマンホール点検イメージ