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4.クマゼミ対策 高強度外被型ドロップ光ファイバ<VC>の概要

 主な構造の特徴としては、図5に示すように従来のクマゼミ対策ドロップ光ファイバより硬い外被材料を用いることにより、クマゼミの産卵管による被害を受けても外被で保護し、光ファイバ心線への損傷を防ぐ構造としています。(従来のクマゼミ対策ドロップ光ファイバと同等のクマゼミ耐性)

 

(VC : V-type notch of Cicada measures<セミ対策>)

 

 

図4 高強度外被型ドロップ光ファイバの構造 

図4 高強度外被型ドロップ光ファイバの構造

 

 防護壁型ドロップ光ファイバと比較し、防護壁材をなくすことによる経済性の向上が図れ、Vノッチ構造を用いることで特殊工具なく心線取り出しが可能となっています。
 また、寸法、外観形状については従来のドロップ光ファイバと同一構造で実現したため、架空クロージャ、外被把持コネクタ、屋外成端光キャビネットなど関連する物品へ影響を与えません。

 

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