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ANSL R&D Times

2.ドロップ光ファイバの損傷状況

 クマゼミによる損傷状況を確認するため、実際に被害が発生した区間のドロップ光ファイバを調査したところ、クマゼミ産卵管によると思われる刺し傷が至るところに多数確認されました。また、光ファイバ心線の断線についても確認されました。
 刺し傷についてはドロップ光ファイバの平面部のみならず、あらゆる箇所において見受けられ(図2)、ドロップ光ファイバは全ての方向から攻撃されることが確認されました。また、らせん状ハンガ内に架渉されたドロップ光ファイバについても同様の刺し傷及び同程度の数量が確認でき、架渉方法についても関係なく被害を受けることも確認されました。

 

 

図2 クマゼミによるドロップ光ファイバ損傷例

 

図2 クマゼミによるドロップ光ファイバ損傷例

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