
現在、弊所での開発は終了しております
ケーブル収容管補修技術
新たなケーブル収容空間確保と耐震性を向上
ケーブルが収容されている金属管に2本目、3本目のケーブルを多条布設する際に錆等の不良があった場合、ケーブルが入
ったまま管路を補修し新たなケーブル収容スペースを創造する技術です。
ったまま管路を補修し新たなケーブル収容スペースを創造する技術です。
背景
従来は収容スペースの不足した区間は道路掘削による増管等で対処していましたが、これらはコストの面や、交通渋滞の発生などの問題があったため本技術を開発導入しました。
概要
本技術は洗浄技術と再生技術で構成されます。
①ケーブル収容管高圧洗浄技術
高圧洗浄により、ケーブルに影響を与えることなく錆・土砂を除去する。
②ケーブル収容管再生技術
新たな内管を形成し再生することで、新規ケーブルの多条布設スペースを創出。再生技術には以下の2方式があります。
1.「3000心収容タイプ」
ライニング材を2分割し既設ケーブルを挟み込むように収容。施工後は、既設光1000心(31mm)以下+細径光1000心(23mm)以下×2条の多条スペースを創出します。
3000心収容タイプは継ぎ手部の可動性、ケーブル保護効果により地震動または地盤変状により外管が損傷した際にケーブルを防護する機能を有することから、設備の耐震性・信頼性向上を図ることが可能となります。
2.「空間確保タイプ」
樹脂をガラス繊維で補強したライニング材を使用。ライニング材引き込み後、加圧チューブに温水を注入しライニング材を拡張・硬化させることで新たなケーブル収容スペースを創出。老朽弱体管路への適用も可能。
今後の予定
3000心収容タイプの老朽管(管路内径が小さい管路)への適用拡大を予定しています。
担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
シビルシステムプロジェクト 管路系グループ
山崎泰司(グループリーダ)
榊 克実(主幹研究員)
稲村俊郎(研究員)
榊 克実(主幹研究員)
稲村俊郎(研究員)
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