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ANSL R&D Times

3.実行時データ連携技術

業務システムを活用した実業務では、取り扱う具体的な入出力データは一件ごと異なるのが普通です。UMSはシナリオとしての操作手順と、入出力データを分けて管理する仕組みを備えており、シナリオ内に設定された変数が実行時に参照されることで、大量の入力データを使った繰り返し業務の自動実行を可能とします(図5)。UMSでは、この入出力データは「データ一覧」として用意します。「データ一覧」は一行目にその列の名前を配置し、2行目以降にデータを配置した表形式の情報です。一行目の列名がシナリオ内で用いられる変数と同じであれば、2行目以降が変数の値として設定されシナリオが繰り返し実行されます。保存ファイル形式は、CSVかExcelファイルを利用できます。シナリオ実行時には次の流れでデータ連携が行われます。シナリオ実行開始前に、データ一覧のデータ一行分が変数に読み込まれます。次に、データが反映された変数を基にシナリオが実行されます。そしてシナリオ実行終了後に設定されている変数の現在値がデータ一覧に書き戻されます。シナリオ実行終了後には変数の値が書き戻されるため、データ投入業務だけでなく業務システムから自動でデータを取得する目的にも利用可能です。 

 

 

図5 実行時データ連携イメージ

 

図5 実行時データ連携のイメージ 

 

 

 

 

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