NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

2.技術的ポイント

(1)平均化処理

反射波を測定する際に、プローブと呼ばれる2個の探触子(送信・受信)をコンクリートの表面で移動させながら反射波を計測します。本体装置により数千回に及ぶ平均化処理を高速(数秒)で行い、受信した散乱波のノイズを除去して目的とする反射波を明瞭化します。

 

(2)周波数フィルタの採用

受信した反射波から任意の時間における任意の帯域の成分波を自在に検出できる周波数フィルタを採用することにより計測精度の向上を図っています。


(3)1台の装置で多項目測定が可能
巨視的超音波鉄筋コンクリート劣化診断装置は1台でコンクリート内部の次の6項目を計測できます。
a)音速 (b)厚さ (c)鉄筋被り深さ (d)空洞・内部割れ (e)ひび割れ深さ (
f)コンクリート圧縮強度

  

図1 巨視的超音波法

                                    図1 巨視的超音波法

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