NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

現在、弊所での開発は終了しております

「光+無線」によるブロードバンドサービスエリアのより柔軟な展開を目指して!

より高度なサービスエリア拡張技術の開発について

準ミリ波帯ワイヤレスアクセスシステムの更なる適用領域・サービス提供エリアの拡大を目指し、「オーバーリーチ干渉対策技術」を開発しましたので紹介します。

背景

準ミリ波帯を利用したワイヤレスアクセスシステムにおいて、より広くサービスエリアを形成する場合、面積の比較的小さいセルを複数個配置するとともに、ある程度距離の離れたセルにおいては周波数の有効利用を図るため同一周波数を繰返し用います。このとき、同一周波数を使用したセル間の地形や見通しを遮る障害物の有無によっては電波干渉(オーバーリーチ干渉)を引き起こす可能性があることから、基地局の設置場所が制限されるといった課題があります。
概要
今回開発したオーバーリーチ干渉対策技術は、これら準ミリ波帯ワイヤレスアクセスシステムの課題を解決し、さらなる適用領域拡大を実現しました。
本技術は、ワイヤレスIPアクセスシステム(WIPAS:Wireless IP Access System)への適用も可能です。
今後の予定
準ミリ波帯ワイヤレスアクセスシステムは、光ファイバ敷設が困難なエリアでのBフレッツサービス等のアクセスラインとして全国各地で導入されています。今後は、多種多様なサービスに対応可能な、新しい方式のFWAを開発していく予定です。
担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
ワイヤレスアクセスプロジェクト  ワイヤレスシステムグループ
大本隆太郎(主任研究員)、高橋直人(社員)
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