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ANSL R&D Times

4.置局設計技術

◆見通し率評価の高精度化
標高が急激に変化する地形での基地局加入者局間の見通し評価においては、標高推定誤差が大きくなるため、評価結果に大きな誤差が生じます。そこで、標高推定法にバリオグラム技法 ※1 を盛り込み、より精度の高い見通し評価を実現しました。例として、ある新興住宅地の標高を補正した結果を図4に示します。補正後の結果が、より現実に即した標高データを示していることがわかります。また、図5は補正前後の地形データによる見通し率評価を行った結果を示しています。従来に比べ高精度な見通し率評価が可能となります。

図4 バリオグラム推定法による地盤高の補正結果例
図4 バリオグラム推定法による地盤高の補正結果例



図5 見通し率評価の結果例
図5 見通し率評価の結果例

※1) バリオグラム
空間的隔たりに対するデータの変化率を表し、地点間の空間的従属性の程度を測定する指標のこと
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