NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

現在、弊所での開発は終了しております

き線点単心送込み技術の開発

単心送込み技術で地下ケーブルを有効活用!

光ファイバテープ心線を単心の光ファイバ心線に変換して架空ケーブルの各方面に送込む事で、光ファイバ心線を効率的に利用できる「き線点単心送込み技術」を紹介します。

背景

き線点においてはテープ心線単位で接続されているため、架空各方面に必ずテープ心線単位で送込まれ、地下ケーブル区間で需要数以上の光ファイバ心線が必要となったり、需要変動時に未使用の光ファイバ心線を柔軟に使用できないといった問題があります。この問題を解決するために、「き線点単心送込み技術」を開発しました。
概要
単心送込み技術の開発にあたっては、以下の項目について考慮しつつ行いました。

(1)単心線単位で光ファイバ心線の接続方面を柔軟に切替可能な形態
(2)既設設備にも対応できる構造

(1) の実現のために、テープ心線を簡易に単心線に変換出来るモジュールと、作業性を向上させる単心コネクタ付きコードの開発を行いました。また、(2)の実現 方法として、既設架空クロージャ内の空き部分に必要機能を設置できる形態を前提として物品の開発を行いました。これにより、き線点において単心線単位で各 方面に光ファイバ心線を送込むことを可能とする技術を実現しました。

今後の予定
今後も設備の実態や設備の利用サイドのニーズを把握し、開発に取り組んでいきます。
担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
第二推進プロジェクト ライフタイムコスト削減推進DP
有居正仁(主幹研究員)、両川英樹(主任研究員)、青柳雄二(主任研究員)
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