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ANSL R&D Times

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簡易な施工を実現する光ステップルのメニュー化

両面テープ光ステップルの開発・導入

インドア光ファイバなどの光ファイバケーブルを露出配線する際に、 簡易な施工を実現可能な「両面テープ光ステップル」を開発・導入しました。ここでは、本新規開発物品の概要について紹介します。
写真1 両面テープ光ステップル「N」
写真1 両面テープ光ステップル「N」
写真2 両面テープ光ステップル「T」
写真2 両面テープ光ステップル「T」

背景

Bフレッツサービスの進展に伴い、集合住宅および戸建住宅で光ファイバケーブルを配線する機会が増加しています。既築住宅などで配管設備がない場合には、光ファイバケーブルの露出配線が考えられます。現行のU字釘などを利用した光ステップルでは、お客様宅の壁面などに穴を開ける必要があります。また、光ステップル本体を固定する際に、更に簡易な施工方法が求められています。そこで、現行の光ステップルに加え、各種光ファイバケーブルへの適用を可能としたメタリック配線並みの簡易な施工を実現できる新しい「両面テープ光ステップル」を開発、導入しました。
概要

新規開発物品である「両面テープ光ステップル」の仕様を以下に示します。
※両面テープの種別は、通常用「N」、剥がすためのタブ付き用「T」の2種類があります。

◆機能
現行の光ステップルと同様に、屋内外の各種光ファイバケーブルの固定に用い、インドア光ファイバ(1心、2心、4心テープ、8心、8心テープ)、ドロップ 光ファイバ( 1心、2心、 4心テープ、8心テープ)およびターミネーション( 1心、2心)について、適用可能となっています。

◆施工手順
現 行の光ステップルと同様に、光ステップル本体を先に光ケーブルルート上に両面テープで固定した後、光ファイバケーブルを挟んで把持します。光ファイバケー ブルを挟み込むタイプであるため、心線に傷を付けることはありません。また、壁面などに対し、狭隘な箇所でもスキルレスで貼り付け可能となっています。

◆主な使用場所
現行の光ステップルと同様に、屋内での露出配線や屋外での光キャビネット下部側、MDF−BOX内での光ファイバケーブルの固定に使用します。

担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
アクセスメディアプロジェクト(第二推進プロジェクト) 媒体応用グループ(光工事即応化推進DP)
冨田茂(主幹研究員)、荒木栄次(主任研究員)、板東浩二(研究主任)
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