
現在、弊所での開発は終了しております
橋梁添架設備の塗装替え仕様を追加しました
塗り替え周期の長い高耐久性塗料を使ってLCCを削減します
耐久性・耐候性の高い塗料を用いた「橋梁添架設備の塗装替え仕様の追加」について検討を行いましたので紹介します。
背景
NTTグループは全国に約33,000橋(専用橋を含む)の橋梁添架設備を保有しています。そのうち、塗装部分の劣化度判定により塗装替えを必要とする橋梁添架設備が、1年間で約300箇所にのぼります。このため、耐久性・耐候性の優れた塗料を用いて、塗装替えの周期を延長しLCC(ライフサイクルコスト)を削減できる塗装仕様の検討が望まれていました。
概要
今回、追加した塗装仕様は、既存の橋梁添架設備の塗装が劣化し、塗装替え(古い 塗装の塗り替え)を行う際に適用するものです。
近年、社会インフラ設備におけるLCCの抑制を考慮した高耐久性塗装の採用が増加 しており、NTTの橋梁添架設備においても「道路橋への占用物件」という観点から、塗装 仕様の見直しを行う必要性が高まっています。
表1 塗装替えを行う際の塗装仕様 |
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※橋梁添架設備は主に道路管理者の所有する道路橋への占用物件として 添架(設置)されるため、橋梁本体の塗装仕様に準拠しています。 |
今後の予定
平成15年度にNTT東西事業会社において標準化を図り導入していきます。
・西日本電信電話(株)では平成15年度第4四半期から導入予定
・東日本電信電話(株)では平成15年度第4四半期から導入予定
・西日本電信電話(株)では平成15年度第4四半期から導入予定
・東日本電信電話(株)では平成15年度第4四半期から導入予定
担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
シビルシステムプロジェクト 防災・環境システムグループ
上原(主幹研究員)、入江(主任研究員)、谷口(研究主任)
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![]() 1.劣化度判定基準 |