NTTアクセスサービスシステム研究所
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ANSL R&D Times

現在、弊所での開発は終了しております

きめ細やかな帯域制御や高信頼化を実現する集線・振り分け技術

大容量版集線・振り分け装置の開発

当プロジェクトは、高速FTTHシステムの開発を行っています。ここでは、現在開発を進めている大容量版集線・振り分け装置の主要技術について紹介します。

背景

現在検討中のレゾナントネットワーク(RENA)では、多彩なサービスを実現するために、複数クラスの優先制御と、ユーザ毎の帯域をきめ細やかに制御する帯域制御に対応したノードによるビジネス展開が想定されます。またアクセスの最大帯域がギガオーダとなる時代に向けて、大容量の集線・振り分け装置が求められると考えられます。
概要

図1 ネットワーク構成のイメージ

図1 ネットワーク構成のイメージ

 

 

当研究所で開発中の大容量版集線・振り分け装置は以下の項目を考慮して開発しています。

◆ きめ細かなユーザ間での帯域の公平制御と、複数クラスでの優先制御とを実現。
◆ コアNWとの接続は、冗長構成をとり、帯域の柔軟性と伝送路や装置の信頼性を向上。
◆ SWリソースの有効活用と低価格化を実現させるために、SWの配備を最適化。
◆ ユーザ認証を備えたIPマルチキャスト技術により、視聴管理を行ったコンテンツサービスを実現。
◆ SWアキーテクチャの柔軟な変更を可能とするため、ロジックをファームウェアにより実現。

 

今後の予定
大容量版集線・振り分け装置はGEポート数限定の早期版と更なる大容量化、帯域制御や高信頼化を実現する本格版に分けて、開発する予定です。
担当者※当記事のお問い合わせは受け付けておりません
ATMアクセス推進DP
前田洋一(主幹研究員)、小川宏明(主任研究員)
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