被干渉対策として、自動利得制御装置を実装することにより、最大受信入力値を-10dBmとするメニューを設けました。これにより干渉波が加わることで過大な入力が受信無線部に入った場合でも低雑音増幅器が飽和することを防止します。
また、低雑音増幅器の前段に干渉波除去用のフィルタ群を実装し、受信周波数と連動して通過フィルタを選択する機構を開発しました。これにより必要とする希望波以外の干渉波を軽減することができます。干渉波除去用のフィルタ群は4つのフィルタで構成され、11GHz帯の帯域幅1GHzをカバーします。

図7 被干渉対策(試作機)

図8 フィルタ特性(試作機・計算値)